







【感想レビュー】
綿谷しんぐ先生の最新作『赦しのお星さま』、大変濃厚な一作でした。
本作の最大の魅力は、やはりヒロインである保健室の諸星先生の存在感に尽きます。白衣を羽織りながらも隠しきれない、その豊満な巨乳と肉感的なボディラインは、読者の性癖を直撃します。特に、先生のどこかアンニュイで、すべてを見透かすような眼差しは、背徳的なシチュエーションをより深く、魅力的に演出しています。
物語の導入も秀逸です。思春期の男子生徒・陸(りく)が抱える、性的なコンプレックス、すなわち「初エッチでの失敗」という個人的な悩みが、女子の相談室と化している保健室の先生にまで伝わっているという設定が、陸の絶望と読者の期待感を高めます。この逃げ場のない状況下で、先生が「大人の意見」として、自らの身体を使って彼を救済するという展開は、まさにエロ漫画のカタルシスです。
プレイ描写における先生のリードぶりも見事。まずは服の上から手コキで焦らしつつ、生徒の羞恥心を煽りながらも、逃げ場を失わせる巧みな誘惑術。そしてベッドの上での献身的な奉仕は、単なる快楽の提供に留まらず、陸のトラウマを上書きするための「治療」として機能しているのがポイントです。
クライマックスの騎乗位は、先生の包容力を象徴するシーンと言えるでしょう。優位な立場の先生が、悩める生徒を自らの身体で受け止め、中出しという形で物理的かつ精神的な救済を与える。この一連の流れは、タイトルにある「赦し」を見事に体現しており、深い満足感を残してくれます。
綿谷しんぐ先生が描く、理想的な女教師と、背徳的な状況下での真摯な救済劇。フェチシズムとストーリーテリングが高い次元で融合した、マニアなら絶対に押さえておくべき傑作です。
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