1ヶ月妊娠しなければ男に戻れる話（4）

【感想レビュー】

みら国氏が描くこの物語は、性転換・女体化という非日常のルールの中で、快楽に溺れていく学生の倒錯的な日々を描き出す。「妊娠しなければ男に戻れる」という絶妙な期限と条件は、彼女の淫らな衝動に背徳的なスリルを付け加える。

女の身体になった主人公は、その気持ち良すぎる快感に抗えず、クラス全員を相手にセックスを楽しむという、究極の和姦状態に陥っている。巨乳となった肉体は、誘い受けという形でクラスの男子生徒を魅了し、物語は集団の熱狂へと加速する。

第4巻で舞台となるのは、クラス男子全員との海への旅行と旅館。セーラー服や浴衣といった衣装が、非日常の淫らな饗宴を演出する。旅館という密室での3P・4Pは、集団の熱狂をさらに高め、欲望が制御不能になる様子を生々しく描き出す。

この作品のジャンルに含まれる「野外・露出」「青姦」といった要素は、学生という立場と公の場での交尾という禁断のコントラストを示唆する。誰に見られるかわからない場所で、羞恥心を快感に変えながら行為に耽るという背徳的なテーマは、主人公が理性のタガを外し、ますます雌の衝動に支配されていく様を深く描く期待を持たせる。

彼女の無軌道な快楽追求は、「妊娠したら男に戻れない」という唯一のルールへの挑戦でもある。このまま種付けを受け入れ続ければ、永遠に女の快楽に囚われる。その危うい綱渡りこそが、読者に興奮と渇望を与える。彼女は本当に、男に戻るつもりがあるのだろうか？その身体は、既に雌の衝動に支配されている。