残響 【恋愛 こんてつ 女子校生】

【感想レビュー】

こんてつ先生が描く「残響」は、甘酸っぱい初恋の記憶と、再会によって燃え上がる大人の恋愛を描いた物語です。主人公の宗一郎にとって、一つ年上で幼なじみの藍子は、引っ越しの際に「次、もし会えたら（キスを）またしよ」という甘い約束を残した、特別な存在でした。

物語は、その藍子が女子校生として帰ってきたところから始まりますが、宗一郎が目にしたのは、彼女に既に彼氏らしき影があるという衝撃的な現実です。このヤキモチを焼く宗一郎の葛藤が、物語の序盤を盛り上げます。しかし、藍子が「約束…覚えてる？」と話しかけてきたことで、二人の止まっていた時間は再び動き出し、恋愛とHへと発展していくことになります。

ヒロインの藍子は、美乳というジャンルが示す通り、清純な制服姿と、女性らしい柔らかな曲線のギャップが魅力的です。画像を見ると、明るく、少し寂しげな表情を見せる藍子や、宗一郎と二人きりで秘密を共有するような場面が描かれており、再会後の複雑な感情が丁寧に表現されていることが分かります。特に、彼女が積極的に宗一郎に絡んでいくシーンは、幼なじみという壁を乗り越えた後の、激しい愛情表現を期待させてくれます。

ラブ＆Hというジャンルからも、この物語が切ない恋愛感情だけでなく、それを肉体で確かめ合う濃密な愛の営みを重視していることが伝わってきます。青春の甘酸っぱさと、抑えきれない年頃の男女の性的な衝動がバランス良く描かれた、甘い「性春」の物語として楽しめる作品だと思います。